Friday, July 30, 2010

ハードとソフトの開発案件にUSBキーボードはいかが?(2)

Flashとデバイスを同時に開発するような場合、一般的にはFlashとデバイスを通信させて作ります。ですが、Flashの場合、デバイスとの通信は直接ではなく、間接的にサーバを介してしか通信できません。つまり、Flashの側でもデバイスと通信できるスキルが必要になり、Flashを作り込む場合も常に通信処理を気にしていなければなりません。

今回は実験的に、Flashとデバイスの同時開発の案件で、USBキーボードとして機能するデバイス+キー入力で動くFlashコンテンツを作りました。

結論から言うと、デバイスからFlashへの一方向の入力装置としてなら、この方法もアリです。Flash作業との切り分けがしやすく、細かい修正はありましたがメールでのやり取りで終わりました。納品先でのセットアップ作業も、USBの抜き差しだけで、起動する順番などがないのもメリットでした。

ひとつだけ、キーボードのNumLockで(テンキー付きキーボードか、テンキーなしキーボードか)、小さなトラブルがありましたが、テンキー部分は使わないことにして解決できました。

キーボードのキーでいろんな処理をするには、キーの数が足りるのか?、と思うかもしれませんが、たとえば、デバイスのボタンを押したら、”「A」>「スペース」>「Enter」の順にUSBキーボードを押したことにする”ということもできます。

外界からFlashへ信号を送り続けるのも、USBキーボードでできそうです。「A000」〜「A999」のように、「A」をヘッダにしたりして。

USBキーボードを自作するのは、ちょっと敷居が高いのですが、Flashの細かい調整を考えるとこちらのほうが楽かもしれませんね。

ちなみに、納品先ではセットアップが簡単なことが意外に気に入られました。USBを差せば動くので、違う部署の方にもプレゼンできたりしたそうです。

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